java.io.FileOutputStreamは、ファイルにバイトデータを書き込むためのクラスです。
java.io.FileOutputStreamの特徴
java.io.FileOutputStreamは以下の特徴があります。
- ファイル内のデータをバイト単位で書き込む
- ストリームを介して書き込むので効率的に書き込むことができる
java.io.FileOutputStreamの継承・実装
継承クラス
・java.lang.Object
・java.io.OutputStream
・java.io.FileOutputStream
実装インターフェース
・java.io.Closeable
・java.io.Flushable
・java.lang.AutoCloseable
導入バージョン
・JDK1.0
java.io.FileOutputStreamのAPI
コンストラクタ名 | 説明 |
---|---|
FileOutputStream(File file) | Fileオブジェクトから生成する |
FileOutputStream(File file, boolean a) | Fileオブジェクトから生成する |
FileOutputStream(FileDescriptor fdObj) | Fileオブジェクトから生成する |
FileOutputStream(String name) | パス文字列から生成する |
FileOutputStream(String name, boolean a) | パス文字列から生成する |
戻値型 | メソッド | 静的 | 説明 |
---|---|---|---|
void | close() | ファイル出力ストリームを閉じる | |
void | finalize() | ファイルへの接続をクリーンアップし、このストリームへの参照がなくなったときにこのファイル出力ストリームのcloseメソッドが呼び出されるようにする | |
FileChannel | getChannel() | 一意のFileChannelオブジェクトを返す | |
FileDescriptor | getFD() | ストリームに関連したファイル記述子を返す | |
void | write(byte[] b) | 指定されたバイト配列のb.lengthバイトをこのファイル出力ストリームに書き込む | |
void | write(byte[] b, int off, int len) | 指定されたバイト配列のオフセット位置offから始まるlenバイトをこのファイル出力ストリームに書き込む | |
void | write(int b) | 指定されたバイトをこのファイル出力ストリームに書き込む |
java.io.FileOutputStreamサンプル
- (バイナリファイル出力サンプル)
-
import java.io.FileOutputStream; import java.io.IOException; public class BinaryFileWriteSample { public static void main(String args[]) { try { //出力先を作成する FileOutputStream fos = new FileOutputStream("c:\\test.txt", false); //※1 //内容をバイト単位で指定する fos.write(65); //AのASCIIコード(10進数) fos.write(66); //BのASCIIコード(10進数) fos.write(67); //CのASCIIコード(10進数) fos.write(68); //DのASCIIコード(10進数) //ファイルに書き出す fos.close(); //終了メッセージを画面に出力する System.out.println("出力が完了しました。"); } catch (IOException ex) { //例外時処理 ex.printStackTrace(); } } }
※1:2番目の引数をtrueにすると追記モード、falseにすると上書きモードになります。
- (実行結果)
- C:\>java BinaryFileWriteSample 出力が完了しました。
- (出力されたファイル「test.txt」)
- ABCD
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