[API] java.nio.file.Pathインターフェース

java.nio.file.Pathは、システムに依存するファイルパスを表すインターフェースです。

java.nio.file.Pathの特徴

java.nio.file.Pathは以下の特徴があります。

  • Java7で導入されたAPI
  • 従来のjava.io.Fileクラスよりも機能的に優れる

java.nio.file.Pathの継承・実装

スーパーインターフェース

・java.lang.Comparable<T>
・java.lang.Iterable<T>
・java.nio.file.Watchable

導入バージョン

・Java7

java.nio.file.PathのAPI

【主要メソッド】
戻値型メソッド静的説明
intcompareTo(Path other)Pathオブジェクトを比較する
booleanendsWith(Path other)Pathが指定されたパスで終わるかどうか
booleanendsWith(String other)Pathが指定されたパスで終わるかどうか
PathgetFileName()このパスのファイル名またはディレクトリ名をPathオブジェクトで返す
FileSystemgetFileSystem()このオブジェクトを作成したFileSystemを返す
PathgetName(int index)名前要素indexのPathオブジェクトを返す
intgetNameCount()名前要素の数を返す
PathgetParent()親のPathオブジェクトを返す
存在しない場合はnullが返る
PathgetRoot()このパスのRootコンポーネントを返す
booleanisAbsolute()絶対パスかどうか
Pathnormalize()冗長な名前要素を削除したパスを返す
Pathresolve(Path other)指定されたパスをこのパスに対して解決する
booleanstartsWith(Path other)Pathが指定されたパスで終わるかどうか
booleanstartsWith(String other)Pathが指定されたパスで終わるかどうか
PathtoAbsolutePath()絶対パスを表すPathオブジェクトを返す
FiletoFile()このパスを表すFileオブジェクトを返す

java.nio.file.Pathサンプル

(Pathオブジェクトを生成する)

import java.nio.file.Path;
import java.nio.file.Paths;

Path path = Paths.get("ディレクトリのパス", "ファイルのパス");
(Pathオブジェクトから値を取得する)

//ファイル名を取得する
Path fileName = path.getFileName();

//親ディレクトリを取得する
Path parentDirectory = path.getParent();

//パスの要素数を取得する
int elementCount = path.getNameCount();

//3番目の要素を取得する
Path element = path.getName(2);

//パスを文字列に変換する
String pathString = path.toString();
(ファイルの存在を確認する)

boolean exists = path.toFile().exists();
(ファイルを削除する)

boolean deleted = path.toFile().delete();

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