列挙型は複数の定数をグループ化したものを、1つのデータとして扱える特殊なデータ型です。
列挙型について
列挙型はJava5.0で導入されました。
列挙型を使うことで以下のようなメリットがあります。
- 定数をグループ化することで、定数の用途が分かりやすくなる
- 想定外の値が使用されることを防げる
列挙型の要素は定数として扱われるため、慣例的にすべて英数大文字で命名されます。
列挙型の構文
列挙型を定義するには、enumキーワードを使用します。
- (列挙型構文)
- <アクセス修飾子> enum <名称> { <定数1>, <定数2>, … }
列挙型に定義する要素をカンマ区切りで羅列します。
列挙型にを定義したそれぞれの定数は列挙型の要素(インスタンス)として取り扱われます。
列挙型のサンプル
列挙型を定義した例です。
- (列挙型で曜日を定義する)
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public enum DayOfWeek { SUNDAY, MONDAY, TUESDAY, WEDNESDAY, THURSDAY, FRIDAY, SATURDAY }
上記で定義した列挙型は、以下のような感じで使用できます。
- (列挙型変数dowがSUNDAYかどうか判定する)
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DayOfWeek dow = DayOfWeek.FRIDAY; if( dow != DayOfWeek.SUNDAY) { System.out.println("dowはSUNDAYではありません"); }
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