[API] java.lang.Mathクラス

java.lang.Mathクラスは、数値演算を行うクラスです。

java.lang.Mathの特徴

java.lang.Mathクラスには、数学で使う各種関数や定数が用意されています。
三角関数や絶対値、平方根などの算術関数を使いたいときに使用します。

すべてstaticメソッドで構成されています。

java.lang.Mathの継承・実装

継承クラス

java.lang.Object
 ・java.lang.Math

実装インターフェース

・なし

導入バージョン

・JDK1.0

MathのAPI

【主要定数】
定数説明
doubleMath.E自然対数の底e
(≒2.718281828459045)
doubleMath.PI円周率π
(≒3.141592653589793)
【主要メソッド】
戻値型メソッド静的説明
intabs(int a)引数の絶対値を返す
(型はint,long,float,doubleが指定可です)
(例)Math.abs(-10); → 10
intaddExact(int a, int b)a + bを返す
(型はint,longが指定可です)
結果がオーバーフローする場合は例外が発生
(例)Math.addExact(2, 3); → 5
doublecbrt(double a)立方根を返す
(例)Math.cbrt(2);
 → 1.2599210498948732
doubleceil(double a)引数a以上で一番近い整数値を返す
(例)Math.ceil(3.14); → 4.0
(例)Math.ceil(-3.14); → -3.0
intdecrementExact(int a)a-1を返す
(型はint,longが指定可です)
(例)Math.decrementExact(5); → 4
doublefloor(double a)引数a以下で一番近い整数値を返す
(例)Math.floor(3.14); → 3.0
(例)Math.floor(-3.14); → -4.0
intmax(int a, int b)2つの引数のうち大きいほうを返す
(型はint,long,float,doubleが指定可です)
(例)Math.max(3,5); → 5
intmin(int a, int b)2つの引数のうち小さいほうを返す
(型はint,long,float,doubleが指定可です)
(例)Math.min(3,5); → 3
doublepow(double a, double b)aのb乗を返す
(例)Math.pow(2, 3);
 → 8.0
doublerandom()0.0以上1.0未満の乱数を返す
(例)Math.random();
 → 0.04017901941602342
doublesqrt(double a)平方根を返す
(例)Math.sqrt(2);
 → 1.4142135623730951
doubletoDegrees(double a)ラジアン→角度に変換する
(例)Math.toDegrees(1.0);
 → 57.29577951308232
doubletoRadians(double a)角度→ラジアンに変換する
(例)Math.toRadians(90.0);
 → 1.5707963267948966
【三角関数メソッド】
戻値型メソッド静的説明
doublesin(double a)サイン(正弦)を返す
doublecos(double a)コサイン(余弦)を返す
doubletan(double a)タンジェント(正接)を返す
doubleasin(double a)アークサイン(逆正弦)を返す
doubleacos(double a)アークコサイン(逆余弦)を返す
doubleatan(double a)アークタンジェント(逆正接)を返す
doublesinh(double a)双曲線正弦を返す
doublecosh(double a)双曲線余弦を返す
doubletanh(double a)双曲線正接を返す

Mathのサンプル

(Mathのサンプル)

//-10の絶対値を求める
int i = Math.abs(-10);
i → 10

//3の平方根を求める
double d = Math.sqrt(3);
d → 1.7320508075688772

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