エスケープシーケンスは、文字列内で特定の文字を表現するための特別なコードのことです。
エスケープシーケンスについて
タブ文字や改行文字など入力できない文字や、円記号(\)、ダブルクォーテーション(”)など特別な意味を持つ文字を扱いたい場合はエスケープシーケンス文字を使う必要があります。
エスケープシーケンス一覧
エスケープシーケンスには以下のようなものがあります。
記号 | 文字 |
---|---|
\\ | 円記号 |
\’ | シングルクォーテーション |
\” | ダブルクォーテーション |
\n | 改行コード |
\t | タブコード |
\b | バックスペース(1文字削除する) |
\r | キャリッジリターン(行頭に戻る) |
\f | フォームフィード(改ページ) |
\xxx | 文字コード(8進数)※xxxの箇所が文字コード |
\uxxxx | 文字コード(16進数)※xxxxの箇所が文字コード |
※エスケープ文字「\」は、Windows環境では円マークですが、Linux環境ではバックスラッシュで表示されます。
エスケープシーケンスのサンプル
- (エスケープ処理した文字を出力する)
-
public class EscapeSequenceSample { public static void main(String args[]) { //エスケープ処理した文字の出力 System.out.println("\'\\\'\n\"\\\""); } }
- (実行結果)
- C:\>java EscapeSequenceSample ‘\’ “\”
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